平泳ぎの泳ぎ方のコツ キック

平泳ぎの泳ぎ方のコツ。キックは挟んではいけない??

 

水を挟んで進むわけじゃない

 

一昔前というか大昔の平泳ぎでは、両足で水を挟んで進むという考え方が一般的でした。

 

ただし、今でも高齢のマスターズスイマーや平泳ぎが苦手な選手なんかはキックで水を挟んで進もうとしているんですね。

 

実際は水を挟んで進む・・・というのは幻想で(何十年も前に実験で確認されています)、平泳ぎのキックは足で水を後ろに押して進むものなんです。

 

 

「でも、足を大きく開いて挟んでもそれなりに進んでるじゃん?」という人はいますけど、開いて閉じる旧型のキックであっても足の曲げ伸ばしはしていますよね?

 

足の曲げ伸ばしをしている以上は、閉じる動作以外に足の前後運動が入っているわけです。

 

こうしたいわゆるウエッジキックをしている人の推進力は、閉じる動作ではなくて足の前後運動部分で得ているのがほとんどでしょう。

 

ですから、今の時代の選手が行っているキック動作と比べると、

 

今:前後運動(10)
昔:前後運動(7)+開閉動作(0)

 

という感じで推進力が弱くなってしまうんです。ウエッジキックであっても水を挟んでいるのではなく、水を後ろに押して進んでいます。でも、その動きでは効率よく後ろに水を押すことができないということなんですね。

 

後ろに水を蹴る意識

 

じゃあ、まっすぐ後ろに水を蹴れば良いのか・・・ということで完全に前後動作だけになってしまう人もいます。

 

しかし、トップスイマーの水中動作を見てみると、完全に前後だけに足を動かしている人は皆無で、どう見ても足先が回転しているように見えるんですよね。

 

「じゃあ、やっぱり回して挟むんじゃないの?」ってここでも思うでしょうけど、実際に泳いでいる感覚としては特に足先を回転させている意識を持っている選手は少ないです。

 

 

足のリカバリーの後には絶対に足首を曲げて爪先を外に向ける必要があるわけですけど、その時の動作の流れで足全体が回転しているように見えるというだけのことなんですね。

 

ですから、トップスイマーの真似をして足の回転動作を入れてしまうと自分で思っている以上に回転が大きくなってしまいます。これだと結局は挟み込むようなキックになって推進力が得られなくなるでしょう。

 

選手のプルを真似して大きく掻いてみると手を開きすぎてしまうということに似ています。

 

蹴り終わった後に足が沈んでいる人は多い

 

また、ウィップキックの練習を始めると、どうしても前後運動が大きくなった影響で蹴り終わりに足が下がって沈んでしまうという人も多いですね。

 

これは明らかに抵抗になりますから、放置しておいても一つもいいことなんかありません。

 

 

よく言われる対策としては、蹴り終わった後に足を蹴り上げるとか持ち上げるとかっていうリフト動作ですけど、中にはこれをやることで抵抗が増してしまったり、リフト動作の後にドルフィンキックが入ってしまって失格を取られる人もいます。

 

リフト動作で持ち上げるというよりは、キックの時に膝の曲げ伸ばしだけでキックするというのを避けたほうが良いでしょう。膝を伸ばすのと同時に股関節も伸ばすようにすることで、キック終了時の沈み込みをある程度防ぐことができます。

 

膝が壊れるのが心配?

 

ウィップキックをやりたくない、というマスターズスイマーの中には「ウィップキックだと膝が壊れるから」ということを主張する人も多いです。

 

でも、実際には膝が壊れているのはウエッジキックを使っているスイマーだったりするんですよね。

 

普通にウィップキックをやろうと思ったら膝をひねるような動作はないのですが、水を挟み込もうとすると膝に横方向の力がかかってしまいますので・・・。

 

 

ウィップキックだと膝が壊れる、と主張している人は、トップスイマーの映像を見て「膝から下を回転させている」と勘違いしている可能性が高いです。

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